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  • ※2022年8月時点の情報になります。

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224作品が見つかりました。
ジャンル:ファンタジー
キーワード:名作
小説の種類:名作ノベルズ
むかし、むかし、京都の町で、鼠が、たいそうあばれて、困った事がありました。台所や戸棚の食べ物を盗み出すどころか、戸障子をかじったり、たんすに穴をあけて、着物を噛みさいたり。夜も昼も、天井裏やお座敷の隅をかけずりまわったりして、それはひどいイタズラのし放題をしていました。そこでたまらなくなって、ある時、お上(かみ)からおふれが出て、方々(ほうぼう)のうちの、飼い猫の首ったまにつないだ綱をといて放してやること、それをしない者は、罰をうけることになりました。 ……
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演出:岡田一彦
  
劇団劇座
   原田邦英
  
フリー
キーワード:家族 / 日常 / 介護
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
バニラのアイスクリーム
 この秋九十四歳になった父。数年前に散歩の途中で転倒し、徐々に始まった認知症。やがて頭の中から昼夜の区別が消え、曜日が消えた。大好きだった本も「意味が分からん」と読まなくなり、うんちを時々廊下にこぼすようになった。……
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朗読:大谷勇次
  
劇団うりんこ
キーワード:家族
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
熱田神宮
 負けるはずのない形勢だった。俺は、『俺がいつも勝っているやつ』に敗れてしまった。小学校5年生の時に、俺は熱田神宮で開催される将棋大会に出場した。予選とトーナメントを勝ち抜き、壇上で決勝戦を対局した。……
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ジャンル:歴史・時代
キーワード:人間関係 / 日常 / 仕事
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
着物を着た後ろ姿
 雨上がりの境内は、静寂に満ちていた。 熱田神宮の第一鳥居をくぐり、東に向かってまっすぐに歩く。足を踏み出すごとに砂が音をたて、熱田の杜に静かに響いた。 雨上がりの早朝ということもあって、……
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朗読:光本基江
  
STRINGS
ジャンル:ファンタジー
キーワード:家族 / 親子 / 懐かしい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
温室の中
最近、母さんにかまわれてない気がする。 日曜の昼下がり、宿題を終わらせてランドセルの新しい傷を指でなぞっていると、リビングでうるさい電話が鳴った。うちは掃除ロボットや最新のオーブンレンジが揃っているのに、……
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朗読:丹羽美貴
  
劇団うりんこ
ジャンル:ファンタジー
キーワード:家族 / 音楽 / 恋しい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
水族館の大水槽
 娘が水族館に行きたいと言った。 「よーし、じゃあ、今から行こう!」 夫は張り切って車を出す。 「ママも水族館大好きなんだよなあ」 夫は結婚する前のことを言いだした。わたしたちはいつも水族館で会っていたのだ。……
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朗読:浦麗
  
オレンヂスタ
ジャンル:青春
キーワード:人間関係 / 哀しい / 恋しい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
天むす
「まりちゃん! 私、就職決まったよ!」 「そうなんや、おめでとう! どこに住むことになるん?」 「名古屋!」  名古屋へ行くのは、生まれて初めてだった。とりあえず、おいしいものを食べて、……
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朗読:糸永しのぶ
  
劇団はぐるま
ジャンル:青春
キーワード:楽しい / 恋しい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
神社の鳥居
キンと冷えた朝の空気は、まるで研ぎ澄まされたナイフのように鋭く、私のむき出しの肌を容赦なく突き刺した。自宅マンションから徒歩五分の距離だから多少寒くても大丈夫なんて思っていたが、十二月の朝の冷え込みを甘くみていた。……
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朗読:尾藤涼和
  
劇団劇座
キーワード:仕事 / ぼやき
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
サイクリングロード
 空はどこから始まるのだろう。空を仰ぎ見るたびにそう思う。遠くなったり、低くなったり、その距離は変幻自在だけれど、けして手が届くことはない。 星神社を左手に上る堤防道路への坂道で、……
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ジャンル:ファンタジー
キーワード:名作
小説の種類:名作ノベルズ
 二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬を二疋(にひき)つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云いながら、あるいておりました。……
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演出:八代将弥
  
16号室
朗読:末吉康治
  
劇団劇座
   ティナ棚橋
  
劇団サラダ
ジャンル:ファンタジー
キーワード:恋しい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
テレビ塔を見上げる
 水筒から元カレが出てきた。 本当のことだけど、信じられない。 ついさっき、部屋の大掃除を始めたら、クローゼットの奥からなぜか水筒が出てきて、これって新品かな?と思って蓋を開けた。そうしたら、なんと、……
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朗読:村井美奈
  
劇団うりんこ
作者:
ジャンル:その他
キーワード:恋しい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
水の宇宙船
今日も僕はここに座っている。ここは宇宙船、僕の好きな場所だ。宇宙船の端っこに腰掛け、流れる水の音を感じながら空の星たちを見上げパソコンの画面を開く。夜空に浮かぶ星は綺麗に見える。星は夜にしか見えない。……
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キーワード:仕事 / 懐かしい / ぼやき
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
柳橋中央卸売市場
十二月三十日。午前六時。名古屋駅から徒歩十分の柳橋中央卸売市場、マルナカショッピングセンターの中は、殺気をはらんだ喧騒に満ちていた。まだ陽も昇らぬ時間だというのに、ショッピングセンターの通路は買い物客で溢れかえっていた。……
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朗読:末吉康治
  
劇団劇座
ジャンル:その他
キーワード:日常 / 恋しい / ぼやき
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
カラオケのマイク
 言葉の下手な人間なのです。 そのくせ感情だけは人並み以上に溢れている。もっとも、それに気が付いたのもごく最近なのですが。 私がようやく見つけた日常で表現することができなかった感情を表に出せる手段、それがカラオケでした。……
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朗読:和田周子
  
人形劇団むすび座
キーワード:名作
小説の種類:名作ノベルズ
えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥と言おうか、嫌悪と言おうか――酒を飲んだあとに宿酔(ふつかよい)があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相当した時期がやって来る。それが来たのだ。これはちょっといけなかった。……
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朗読:菊池綾
  
テアトルアカデミー
   古場ペンチ
  
ピンチ番地
高三の二月の下旬。私は梅が好きだけど、今年は咲くなと願っていた。梅が咲くのは卒業式のころだから。咲けば卒業式がやってくる。そして卒業したらチカが地元を離れて東京の大学に行ってしまう。……
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ジャンル:青春
キーワード:スポーツ / 懐かしい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
ボクシングジム
 朝礼後の負担を軽くする為に、俺は誰よりも早く出社して、掃除をする。社畜は掃除が大好きだ。上司の顔を伺うと、トイレ掃除を『頑張った』後には呼吸が穏やかになっている。役に立つ事を諦めた俺は、……
〈続きを読む〉
ジャンル:青春
キーワード:楽しい / 切ない / 懐かしい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
桜の木
 小学校からの帰り道、春の訪れを感じさせる風がサッと吹いて、桜の花びらが数枚足元に舞い落ちると、私はランドセルを背負っているのも忘れるほど、一生懸命走って自宅に戻り、キッチンでホットケーキなどを焼いている母にまとわりついたものでした。……
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キーワード:家族 / 日常 / 諦め
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
キュウリの花
 松本茂雄は、深夜に短編小説の着想がわき、小玉電球をつけて、枕元のメモ用紙に書きつけた。隣で寝ている老妻の美菜子が、小玉をつける音に気づかずに寝息を立てている。 朝飯を食べるとすぐに原稿用紙を取りだして執筆し始めた。……
〈続きを読む〉
朗読:小澤寛
  
office KAN
キーワード:日常 / 懐かしい
小説の種類:ヴォイシーノベルズ
自転車置き場
平日の朝、鶴舞に来るのは久しぶりだ。桜は満開に近いが、人はまばらだ。徹夜で場所取りをしている人の姿もない。平成二十四年当時、私は鶴舞駅から徒歩二十分のオフィスで働いていた。……
〈続きを読む〉
朗読:松本広子
  
劇団劇座