Voicy
Voicy
Voicy
Slider

検索ワード : あ行

ジャンル:童話
キーワード:
小説の種類:
春のあたたかい日のこと、渡し舟にふたりの小さな子どもをつれた女の旅人がのりました。 舟が出ようとすると、「おオい、ちょっとまってくれ。」と、土手の向こうから手をふりながら、さむらいがひとり走ってきて、舟にとびこみました。 舟は出ました。 さむらいは舟のまん中にどっかりすわっていました。ぽかぽかあたたかいので、そのうちにいねむりをはじめました。……
〈続きを読む〉
演出:児玉俊介
  
劇団うりんこ
朗読:仲代蓮
  
ラムネ瓶と青春
キーワード: / /
小説の種類:
干された絵筆たち
皆様初めまして。僕の個展に足を運んでいただいてありがとうございます。 個展をご覧になる前に少しだけ拙文にお付き合いください。 皆様のお目当てはズバリ一つ。日本画家コンクールにおいて、……
〈続きを読む〉
高三の二月の下旬。私は梅が好きだけど、今年は咲くなと願っていた。梅が咲くのは卒業式のころだから。咲けば卒業式がやってくる。そして卒業したらチカが地元を離れて東京の大学に行ってしまう。……
〈続きを読む〉
ジャンル:青春
キーワード: /
小説の種類:
紫陽花
 ここのところ、近代史演習のレポートを作成するべくせっせと鶴舞図書館へ通っている。電源使用可の机を確保したいので、開館前に到着するよう逆算して、家を出て最寄りの駅から赤い地下鉄車両に乗り込む。……
〈続きを読む〉
介護施設のソファ
 うちのグループホームは施設長が相当な変わり者ですからね。何というか、ご両親に普通の高齢者介護を受けて頂きたいのであれば、他を探してもらったほうが無難かもしれません。こないだも私がちょっと目を離した隙に……
〈続きを読む〉
朗読:小山田里奈
  
喋便朗
高級レストラン
先日、妻のお父さんが84歳で亡くなった。 妻のお父さんは気配り上手で、傍から見ていても、よくそこまで気が付くなあと思わせる人であった。そのためそんなに他人に気を遣って生活していると長生きできないから、……
〈続きを読む〉
ジャンル:恋愛
キーワード:
小説の種類:
陽が差し込んでいるカーテン
 古漬けの沢庵を細かく刻んで、ほかほかのご飯に混ぜる。 長辺が長めのタッパーにラップをしいて、青じその葉と、瓶入りの鮭フレークを底に敷き詰めるように入れる。 上から沢庵ご飯を、ぎゅうぎゅうに詰める。……
〈続きを読む〉
朗読:みちこ
  
劇団あおきりみかん
芝の上にある野球ボール
 本当は逆なんじゃなかろうか。両手をメガホンにして声を張り上げていた私は、ふと我に返った。目の前で繰り広げられるプロ野球の試合に熱狂的な声援を送る私。その隣の席で熱心に本を読みふける父親。……
〈続きを読む〉
ジャンル:その他
キーワード:
小説の種類:
大学の建物の外観
 目が覚める。スマートフォンを手繰り寄せて確認すると10時21分だった。両親は既に出掛けていた。家から大学まではどう頑張っても1時間はかかる。2限(11時から)は諦めよう。人間潔さが大事だ。……
〈続きを読む〉
朗読:高橋みつる
  
喋便朗
ジャンル:恋愛
キーワード: / /
小説の種類:
ナポリタン
 11時45分。昼休み開始のベルがオフィス内に響き渡ると同時に、財布と携帯を手に取り私は駆け出した。 毎週水曜日、喫茶「ナポリ」の日替わり定食のメニューは、「ナポリタン定食、スープサラダドリンク付き、……
〈続きを読む〉
朗読:高島絵里
  
劇団うりんこ
キーワード: / /
小説の種類:
リニア
「銀時計に人を集めるにはどうしたらいいと思う?」 僕がそんな突拍子もない質問を捻り出したのは、気まずい空気をなんとかしたかったからだ。「あっちは広場じゃないから人が集まらないんじゃないか?」……
〈続きを読む〉
朗読:中尾達也
  
オイスターズ
キーワード: / /
小説の種類:
甘夏の入ったソーダ
 店の経営が難しくなってきた。 誰でも気軽に田舎の味を楽しんでもらおうと、一念発起して大須にレトロな大衆食堂をオープンしたのが3年前。会社を辞めて、起業するには勇気がいったが、……
〈続きを読む〉
朗読:長縄都至子
  
劇団きまぐれ
キーワード: / /
小説の種類:
虫メガネで手相を見ている
 衣替えもとうに終わり、来るべき夏の予定に人々が胸踊らせるそんな7月初旬の午後。ここ「ミント」には一時の涼を取ろうと薄着に身を包んだお客たちが続々と足を運んでいる。 「奈緒ちゃん、ナポリタンあがったよ。」……
〈続きを読む〉
朗読:田村早紀
  
フリー
ジャンル:歴史・時代
キーワード: / /
小説の種類:
着物を着た後ろ姿
 雨上がりの境内は、静寂に満ちていた。 熱田神宮の第一鳥居をくぐり、東に向かってまっすぐに歩く。足を踏み出すごとに砂が音をたて、熱田の杜に静かに響いた。 雨上がりの早朝ということもあって、……
〈続きを読む〉
朗読:光本基江
  
STRINGS
干してある布団
「おねしょが、なおりますように!」 一年生のかずくんは、ベッドの上で神さまにお願いしている。 気がつくと、かずくんは虹色に輝くお城の前にいた。透明なガラスで作ったようなお城だ。〉……
〈続きを読む〉
お寺
昔は大きな仏壇があったようだ。 紫檀の美しい立派な観音開きの仏壇。 仏壇仕舞いをしたそうで、いつの間にかそれはなくなっていた。 あまり信仰心が深いわけでもないので、そんなに影響はなかった。……
〈続きを読む〉
朗読:鈴木幾子
  
STRINGS
バーカウンター
 その店は大須赤門通りの商店街から奥に入った狭い路地裏にあった。建物に人一人ぐらい通れる階段があり、階段を昇った突き当たりに怪し気な店が構えていた。 あの日、僕は錦で取引先の重役の接待があった。……
〈続きを読む〉
朗読:関戸哲也
  
空宙空地
宇宙船
「こちらは宇宙貨物船ゴールデンオルカ号。これより月の重力圏を離脱し、地球の軌道に入る。メインブースターの点火まであと5分。軌道進入航路、チェック。必要推力、チェック」 私が名古屋市と月を結ぶ貨物船の船長に就いてから、……
〈続きを読む〉
朗読:賀久泰嗣
  
試験管ベビー
ジャンル:SF
キーワード: / /
小説の種類:
暗い部屋
今夜を、人生最後の夜にしよう。 俺はそう決めると、ゆったりとベッドに横たわった。 全てを忘れて、ぐっすりと眠りに就こう。 そして明日の朝、俺はこの救い様のない世の中にオサラバする。……
〈続きを読む〉
朗読:ニシムラタツヤ
  
AfroWagen
ジャンル:ファンタジー
キーワード: / /
小説の種類:
水族館の大水槽
 娘が水族館に行きたいと言った。 「よーし、じゃあ、今から行こう!」 夫は張り切って車を出す。 「ママも水族館大好きなんだよなあ」 夫は結婚する前のことを言いだした。わたしたちはいつも水族館で会っていたのだ。……
〈続きを読む〉
朗読:浦麗
  
オレンヂスタ