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名古屋市文化振興事業団
検索ワード : あ行
穏やかな日々
作者:
お転婆ムスメ
ジャンル:
青春
キーワード:
家族
/
日常
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
鶴舞公園から真っ直ぐにきた大池町にうちの病院はあった。時代は昭和初期。鉄筋コンクリート製のビルは当時は珍しく、とても目立っていたように思う。家族経営で総合病院を経営していた。……
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朗読:
天野鎮雄
(
劇団劇座
)
温室に迷子
作者:
小松純子
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
家族
/
親子
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
最近、母さんにかまわれてない気がする。 日曜の昼下がり、宿題を終わらせてランドセルの新しい傷を指でなぞっていると、リビングでうるさい電話が鳴った。うちは掃除ロボットや最新のオーブンレンジが揃っているのに、……
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朗読:
丹羽美貴
(
劇団うりんこ
)
青の力
作者:
加藤紀子
ジャンル:
青春
キーワード:
人間関係
/
学園
/
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
ぼくは、母に連れられて広島から名古屋にやってきた。小学校4年生の時の話だ。母は父と笑ってわかれ、二度と会わないと言い切った。ぼくに「ごめんね」と謝った。大人の事情だからと、かんたんに片づけられた。……
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朗読:
憲俊
(
SCANP
)
アイスの味は
作者:
百
ジャンル:
青春
キーワード:
切ない
/
恋しい
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
あれはもう三年前のことで、しかもちょうどこのバレンタインの時期で、僕は大学三年生だった。周りが就活を始め、僕も重い腰を上げ大学の相談窓口に赴いたときだった。特に夢も就きたい職もなく、話を聞いてもどれもしっくりこなかった。……
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朗読:
堀尾宣彰
(
劇団Hi-Tgrowth
)
おくりもの~プレゼントを買いに大須歩き
作者:
八木寅
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
楽しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「ねぇ、この民族雑貨はどうなの」 姉は額(ひたい)から流れる汗を不快げに拭った。溶けたメイクと疲れきった顔は20代の姉をおばさん化させている。「うーん。彼女似合わないよ」「もぉ。せっかく選んであげているのに」……
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朗読:
大屋愉快
(
劇団あおきりみかん
)
想ひ出
作者:
おてんばムスメ
ジャンル:
青春
キーワード:
日常
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
東片端のあたりに生まれた。 あの頃は自然豊かな町だった。 撞木町にある美しい薔薇科の落葉樹が咲き乱れる路地。 私はやんちゃでお転婆な子どもだった。 昭和18年。小学五年生。 親から離れて初めて疎開した。……
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朗読:
武藤陽子
(
劇団名芸
)
一週間の奇跡
作者:
仁科佐和子
ジャンル:
恋愛
キーワード:
人間関係
/
日常
/
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
JR タカシマヤの地下にあるケーキ屋が僕の職場だった。 英語とフランス語が話せるのが決め手となって就職が決まったのはラッキーだったが、当時の僕はまだ日本語のヒアリングはできてもスピーキングには自信がなく、……
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朗読:
管正憲
(
劇団そらのゆめ
)
歌をうたう
作者:
カトウエミコ
ジャンル:
その他
キーワード:
日常
/
恋しい
/
ぼやき
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
言葉の下手な人間なのです。 そのくせ感情だけは人並み以上に溢れている。もっとも、それに気が付いたのもごく最近なのですが。 私がようやく見つけた日常で表現することができなかった感情を表に出せる手段、それがカラオケでした。……
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朗読:
和田周子
(
人形劇団むすび座
)
音と声と、変わらない日常。
作者:
初瀬川実穂(二声シンガー・文筆家)
ジャンル:
恋愛
キーワード:
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
失恋をした翌日の朝は、いつもより空気が澄んでいる。目元は、泣いた代償に腫れてしまっているけれど、気持ちはそこそこ、明るくなった。メイクをすればごまかせるだろう、そしてこれが、女子の特権。通勤路の紅葉も、……
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朗読:
上田愛
(
ディアマントプロモーション
)
鬼まんじゅう
作者:
アサノヨシノリ
ジャンル:
青春
キーワード:
仕事
/
キャリア
/
楽しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
ぼくは神奈川県の専門学校を卒業後、三河にあるソフトウエア会社に就職してプログラマーとして働き早3年経った。3年て言うキャリアは仕事に慣れてきて少しマンネリを感じ始める頃だ。……
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朗読:
竹原大二
(
劇団サラダ
)
宇宙都市758
作者:
中村朱里
ジャンル:
SF
キーワード:
家族
/
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
名古屋という町が、宇宙都市として認められたのは、ほんの二十年前の話だ。百八十年前に、地球外生命との交流に成功し、彼らの力を借りて、人類は地球から飛び出して宇宙に進出した。 当然日本もまた、……
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朗読:
咲田とばこ
(
劇団ジャブジャブサーキット
)
青空
作者:
北原岳
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
切ない
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
線路脇には川が流れていて、その横に植えられた木々が緑色に息づいている。 午後1半過ぎの散歩者は、老人やベビーカーを押した母親と小さな赤ん坊、それから僕。遊歩道は石畳になっていて、へこんだところに昨日の雨の余韻が残る。……
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朗読:
中西桃子
(
劇団アルクシアター
)
今池、熱帯夜のデニス
作者:
はせひろいち(劇作家・演出家)
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
人間関係
/
日常
/
仕事
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
その日、携帯電話を携帯していない、コトに気づいたのは、今池にある女性デザイナーさんのオフィスを出て20分ぐらいした、夜の11時近くだった。まだガラパゴスなどという郷愁のある分類すら存在しない時代。……
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朗読:
後藤卓也
(
劇団芝居屋かいとうらんま
)
明日にオールイン
作者:
立花紫朗
ジャンル:
恋愛
キーワード:
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
ボードにKが出た。俺の左に座った、メガネの爺さんの顔が、一瞬だけ明るくなった。だがすぐに、残念そうな表情に変わった。恐らく爺さんの手札にQがある。その前の反応と合わせて考えると、手札はAとQの筈だ。……
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朗読:
山口沙織
(
フリー
)
運の良い!
作者:
四葉
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
仕事
/
介護
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
介護の仕事は大変です。夜勤明けのある朝のことでした。勤務終了前の巡回時、ある入所者さんの居室から芳しい匂いがします。 床には大きな排泄物が転がっていました。 さぁ、これを掃除して消毒すれば勤務終了、そう思った瞬間です。……
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朗読:
八幡美佳
(
人形劇団むすび座
)
大須おさんぽ道
作者:
川上一翁
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
嬉しい
/
懐かしい
/
虚しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
地下鉄栄駅のホームに降りたとき、スマホが震えた。シンゴからだ。端に寄り、着信ボタンを押す。 「急に彼女とデートに行くことになってさ。今日の予定はナシってことで」 どういうことかと問いかけたが、通信状況が悪いのか要領を得ない。……
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朗読:
カズ祥
(
劇団あおきりみかん
)
熱田神宮にようこそ
作者:
立花紫朗
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
負けるはずのない形勢だった。俺は、『俺がいつも勝っているやつ』に敗れてしまった。小学校5年生の時に、俺は熱田神宮で開催される将棋大会に出場した。予選とトーナメントを勝ち抜き、壇上で決勝戦を対局した。……
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朗読:
川瀬邦成
(
劇団エーアンドエーダッシュ
)
あんばようやりぁーよ
作者:
吉崎 梛
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
日常
/
楽しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
俺、榎本太一郎、25歳。真面目にやっているのに、上司やお得意先に怒鳴られ、同僚からも馬鹿にされているトホホな会社員だ。毎日毎日、会社に行くのが億劫で、仕事が終わると心底ホッとする。……
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朗読:
山内周祐
(
劇団うりんこ
)
オトウサンの木
作者:
松岡 博
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
哀しい
/
切ない
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
昭和17年4月、岡本忠雄は父親に付き添われて興文国民学校に入学した。入学式が終わって校門を出るとき、校門の近くに高さ8メートルぐらいの木が生えているのに気がついた。「父さん、大きな木やね」「楠だよ。樹齢百年や」……
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朗読:
ティナ棚橋
(
劇団サラダ
)
おとうさんの時計
作者:
宇佐川ウサギ
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
家族
/
懐かしい
/
面白い
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「行きたくないなぁ。」公園のベンチに座って、ついそんな独り言を言ってしまう。6年生になって、教室はいっそう息苦しさを増した。それもこれも担任のタナセンのせいだ。タナセンはドリル至上主義で、国語の時間はいつも最後に漢字ドリルのテストをやるし、算数の時間は計算ドリルだ。……
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朗読:
鈴来かえり
(
総合劇集団 俳優館
)
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