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名古屋市文化振興事業団
カテゴリー : ファンタジー
猫の草紙
作者:
楠山正雄
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
むかし、むかし、京都の町で、鼠が、たいそうあばれて、困った事がありました。台所や戸棚の食べ物を盗み出すどころか、戸障子をかじったり、たんすに穴をあけて、着物を噛みさいたり。夜も昼も、天井裏やお座敷の隅をかけずりまわったりして、それはひどいイタズラのし放題をしていました。そこでたまらなくなって、ある時、お上(かみ)からおふれが出て、方々(ほうぼう)のうちの、飼い猫の首ったまにつないだ綱をといて放してやること、それをしない者は、罰をうけることになりました。 ……
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演出:
岡田一彦
(
劇団劇座
)
朗読:
桑原博之
(
パペットシアターゆめみトランク
)
原田邦英
(
フリー
)
去年の木
作者:
新美南吉
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
いっぽんの木と、一羽の小鳥とは大変仲良しでした。小鳥はいちんちその木の枝で歌をうたい、木はいちんちじゅう小鳥の歌を聞いていました。ピーチュル・ピーチュル・ピー・ピーチュル・ピーチュル・チュルルル……
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演出:
鏡味富美子
(
フリー
)
朗読:
栗木慶子
(
劇団名芸
)
ジル豆田
(
劇団てんぷくプロ
)
仙人
作者:
芥川龍之介
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
皆さん。私は今大阪にいます、ですから大阪の話をしましょう。 昔、大阪の町へ奉公に来た男がありました。名は何と云ったかわかりません。ただ飯炊奉公に来た男ですから、権助とだけ伝わっています。……
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演出:
鏡味富美子
(
フリー
)
朗読:
入馬券
(
フリー
)
好姫
(
フリー
)
注文の多い料理店
作者:
宮沢 賢治
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬を二疋(にひき)つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云いながら、あるいておりました。……
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演出:
八代将弥
(
16号室
)
朗読:
末吉康治
(
劇団劇座
)
ティナ棚橋
(
劇団サラダ
)
はとさん
作者:
さん
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
学園
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
朝の通学路で鳩が死んでいた。車に轢かれたのだ。時間が経って赤黒い塊になってしまったそれは、確かに鳩だった。土鳩特有のピンクの足だけが鮮やかなままだった。 なぜよりによって朝から。……
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朗読:
平林ももこ
(
劇団あおきりみかん
)
びわの木
作者:
ひとよ
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
日常
/
嬉しい
/
ぼやき
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
我が家の庭にはびわの木がある。僕が6歳のとき、学校の給食で出てきたびわの種を庭に植えたのだ。それから10年、びわの木はすっかり大きくなり、今も庭の一角を我が物顔で占領している。……
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朗読:
二瓶翔輔
(
フリー
)
やわらかくてなめらかな幽霊
作者:
K
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
嬉しい
/
虚しい
/
諦め
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
私は今、死ぬために、まっすぐな田んぼ道を歩いてる。この先には線路があり、そこを目指していた。清々しい晴天が恨めしかった。 昔から要領が悪かった。何もかも上手くいった記憶はなく、周りとの差を感じ、常に劣等感を抱いていた。……
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朗読:
成田けい
(
フリー
)
初仕事
作者:
江利川あんず
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
仕事
/
楽しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
春は恋の季節だから、キューピットにとって一年で一番忙しい。それにもかかわらず、エリートのXは女に見とれてビルに激突して、あげくに入院してしまった。「あいつは何をやってるんだ! 二時に矢場町のホテルで仕事があるのに」……
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朗読:
高場哲也
(
劇団うりんこ
)
水筒から元カレ
作者:
二島なつめ
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
水筒から元カレが出てきた。 本当のことだけど、信じられない。 ついさっき、部屋の大掃除を始めたら、クローゼットの奥からなぜか水筒が出てきて、これって新品かな?と思って蓋を開けた。そうしたら、なんと、……
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朗読:
村井美奈
(
劇団うりんこ
)
おねしょの国のヒーロー
作者:
江利川あんず
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
子育て
/
楽しい
/
面白い
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「おねしょが、なおりますように!」 一年生のかずくんは、ベッドの上で神さまにお願いしている。 気がつくと、かずくんは虹色に輝くお城の前にいた。透明なガラスで作ったようなお城だ。〉……
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朗読:
ゆみだてさとこ
(
パペットシアターゆめみトランク
)
海の仲間たち
作者:
二島なつめ
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
家族
/
音楽
/
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
娘が水族館に行きたいと言った。 「よーし、じゃあ、今から行こう!」 夫は張り切って車を出す。 「ママも水族館大好きなんだよなあ」 夫は結婚する前のことを言いだした。わたしたちはいつも水族館で会っていたのだ。……
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朗読:
浦麗
(
オレンヂスタ
)
温室に迷子
作者:
小松純子
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
家族
/
親子
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
最近、母さんにかまわれてない気がする。 日曜の昼下がり、宿題を終わらせてランドセルの新しい傷を指でなぞっていると、リビングでうるさい電話が鳴った。うちは掃除ロボットや最新のオーブンレンジが揃っているのに、……
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朗読:
丹羽美貴
(
劇団うりんこ
)
僕の世界
作者:
しなこ
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
家族
/
楽しい
/
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
あの日、お母さんは僕に言った。 「ひとりで生きていくことを選ぶのも、誰かを選んで人と一緒に生きていくことも、多分どっちも幸せだ」って。 「私はひとりで生きていくことを選んだけど、あなたも自分で決めなさい」って。……
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朗読:
水野恭輔
(
劇団Hi-Tgrowth
)
希望の泉
作者:
たけさえ
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「あんたは小さい頃から方向音痴だ」 母に言われて初めて気がついた。 そう言われれば、子供会で行ったアスレチックでも迷子になったし、巨大迷路からは二時間たっても出られなかったし、中学二年生のとき通学路を一本間違えて曲がって……
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朗読:
伊藤文乃
(
オレンヂスタ
)
ミルメーク
作者:
おちゃこ
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
日常
/
切ない
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「モリー」 体育倉庫に駆け込むと、美玖は息を整えながら呼びかけた。すると跳び箱の隅の影が微かに揺れる気配がして、美玖はホッとした。影に近づき、膝を抱えて座り込む。走って来たせいですぐに話し始める事ができず、……
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朗読:
鞍本里都
(
試験管ベビー
)
宝物
作者:
福幸心
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
家族
/
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「人生はマラソンである」とよく言われる。長い道のりも一歩一歩進んでいくことで、必ずやゴールに辿り着く。スタートに立つ前の高揚感はさしずめ生まれたての赤子の微笑み、レース中盤は沿道の応援を浴び、……
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朗読:
まつもとぎんこ
(
ポカラの会
)
フルタイムジョブ
作者:
堀川田一朗
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
もうすこし肩の力を抜いて生きねばとは常に思う。しかしそれは言うは易しでなかなか実際には難しい。だから私はもっとF先生に学ぼうと思う。 クラスのお調子者がその宿命にかられ、掃除の時間にほうきを抱えて「盗んだバイクで事故に遭う」……
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朗読:
宮腰裕貴
(
劇団うりんこ
)
あんばようやりぁーよ
作者:
吉崎 梛
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
日常
/
楽しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
俺、榎本太一郎、25歳。真面目にやっているのに、上司やお得意先に怒鳴られ、同僚からも馬鹿にされているトホホな会社員だ。毎日毎日、会社に行くのが億劫で、仕事が終わると心底ホッとする。……
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朗読:
山内周祐
(
劇団うりんこ
)
チック・タック
作者:
前田一作
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
日常
/
ギャグ
/
切ない
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
ある日突然、「君は楽だよな。一時間に少しだけ動けばいい」と、タックが言った。チックは驚いて言い返す。 「何だよ、いきなり。目の覚めたような事を言って」 「気付いたんだよ、今になってさ」……
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朗読:
永井聖子
(
人形劇団むすび座
)
オトウサンの木
作者:
松岡 博
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
哀しい
/
切ない
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
昭和17年4月、岡本忠雄は父親に付き添われて興文国民学校に入学した。入学式が終わって校門を出るとき、校門の近くに高さ8メートルぐらいの木が生えているのに気がついた。「父さん、大きな木やね」「楠だよ。樹齢百年や」……
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朗読:
ティナ棚橋
(
劇団サラダ
)
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