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カテゴリー : ヒューマンドラマ

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小説の種類:
昔、ある北の国の山奥に一つの村がありました。その村に伊作、多助、太郎右衛門という三人の百姓がありました。三人の百姓は少しばかりの田を耕しながら、その合間に炭を焼いて三里ばかり離れた城下に売りに行くのを仕事にしておりました。……
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演出:児玉俊介
  
劇団うりんこ
   杉浦耶麻人
  
劇団うりんこ
   児玉しし丸
  
劇団うりんこ
   高島絵里
  
劇団うりんこ
キーワード:
小説の種類:
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。……
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演出:児玉俊介
  
劇団うりんこ
朗読:児玉しし丸
  
劇団うりんこ
   宮腰裕貴
  
劇団うりんこ
   山内周祐
  
劇団うりんこ
キーワード:
小説の種類:
えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦燥と言おうか、嫌悪と言おうか――酒を飲んだあとに宿酔(ふつかよい)があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相当した時期がやって来る。それが来たのだ。これはちょっといけなかった。……
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朗読:菊池綾
  
テアトルアカデミー
   古場ペンチ
  
ピンチ番地
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小説の種類:
むかし、あるところに、それはそれは、正直なおばあさんが、住んでいました。けれども、このおばあさんは、子も無ければ、孫も無いので、ほんとうの一人ぼっちでした。その上、おばあさんの住んでいた所は、寂しい野原の一軒家で、となりの村へ行くのには、高い山の峠を、越さねばなりませんでしたし、また、別のとなり村へ行くには、大きな川を、渡らねばなりませんでした。……
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演出:岡田一彦
  
劇団劇座
   光本基江
  
STRINGS
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小説の種類:
大きな国と、それよりはすこし小さな国とが隣り合っていました。当座、その二つの国の間には、なにごとも起こらず平和でありました。  ここは都から遠い、国境であります。そこには両方の国から、ただ一人ずつの兵隊が派遣されて、国境を定めた石碑を守っていました。大きな国の兵士は老人でありました。そうして、小さな国の兵士は青年でありました。 二人は、石碑の建っている右と左に番をしていました。 ……
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朗読:鈴木幾子
  
STRINGS
ジャンル:ホラー
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小説の種類:
 ある日の事でございます。御釈迦様(おしゃかさま)は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮の花は、みんな玉のようにまっ白で、……
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演出:八代将弥
  
16号室
朗読:上田定行
  
フリー
   中田裕子
  
フリー
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小説の種類:
干された絵筆たち
皆様初めまして。僕の個展に足を運んでいただいてありがとうございます。 個展をご覧になる前に少しだけ拙文にお付き合いください。 皆様のお目当てはズバリ一つ。日本画家コンクールにおいて、……
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 古本屋で買った少し年季の入った料理本に一枚の写真がはさまれていた。今ではなかなかお目にかかれないセピア色の情景。昭和30年代頃の端午の節句の記念写真だろうか。兄妹らしき二人が正座をして写っている。……
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高三の二月の下旬。私は梅が好きだけど、今年は咲くなと願っていた。梅が咲くのは卒業式のころだから。咲けば卒業式がやってくる。そして卒業したらチカが地元を離れて東京の大学に行ってしまう。……
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夜の繁華街
夏の夜の「錦三」は騒がしかった。香苗は夜の女性たちのための美容室でセットしてもらった髪を、何度も触って出来上がりを確認しながら、19時の開店に間に合うように急いでいた。初めて着物で出勤するのは、……
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朗読:山下ゆり
  
劇団劇座
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小説の種類:
ビオラの花
「わたしも一緒ね」そう小さく呟いたの。枯れかけたビオラの花びらに触れる吉田さんの指先は、確かに皺皺でねえ。ママ、ここ最近、その時のことが頭から離れなくなっててさ。 吉田さんはついこないだ米寿のお祝いをしたばかりの、……
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小説の種類:
居酒屋
 人はなぜ働くのか。日々、会社の呑みの場や喫煙所で問いかけている。疲れからか瞳にほぼ生気が宿っていない同期曰く、食べていくため。活力全開といった様子で、爽やかに仕事をこなす優等生タイプの部下曰く、……
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朗読:西尾武
  
猛烈キネマレコード
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小説の種類:
カフェ
 その台詞は聞き飽きたって。あんたとは同期だから、この施設に勤めて、七年目。お互い入社した年から、もうずっと、それ言ってるじゃん。介護士って「辞める」「今度こそ辞める」って普段から公言してる人ほど、……
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介護施設のソファ
 うちのグループホームは施設長が相当な変わり者ですからね。何というか、ご両親に普通の高齢者介護を受けて頂きたいのであれば、他を探してもらったほうが無難かもしれません。こないだも私がちょっと目を離した隙に……
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朗読:小山田里奈
  
喋便朗
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小説の種類:
晴れた夏空
「あんた少しは大人になりなさい」 いつしか、母親にはそんなことを言われる年齢になっていた。さっきまで子供でいても許されていたのに、急に自立を促されるこの子供と大人の狭間の18歳。 「あなたは進学するの?……
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朗読:扇谷裕子
  
喋便朗
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小説の種類:
老人の手を握る
 よく聞かれるんですけどね、ないですよ、そんなの。いわゆる3Kな仕事で、給料まで安いですからね。「やりがい」とか「感動」みたいなプライスレスなボーナスがなきゃ、介護なんて続くわけないって普通の人なら思うんでしょう。……
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朗読:八代将弥
  
room16
高級レストラン
先日、妻のお父さんが84歳で亡くなった。 妻のお父さんは気配り上手で、傍から見ていても、よくそこまで気が付くなあと思わせる人であった。そのためそんなに他人に気を遣って生活していると長生きできないから、……
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小説の種類:
私がまだ独身で会社勤めをしていた頃のことだから、30年以上は経っている。 日帰り出張で、近鉄T駅(名古屋市)に来ていた。時刻は午前7時前、相手との打ち合わせに遅れては失礼にあたると、……
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朗読:白樺八青
  
フリー
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小説の種類:
バニラのアイスクリーム
 この秋九十四歳になった父。数年前に散歩の途中で転倒し、徐々に始まった認知症。やがて頭の中から昼夜の区別が消え、曜日が消えた。大好きだった本も「意味が分からん」と読まなくなり、うんちを時々廊下にこぼすようになった。……
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朗読:大谷勇次
  
劇団うりんこ
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小説の種類:
客席から見た舞台
気がつくと僕は古ぼけた劇場にいた。 「いらっしゃいませ。」 振り返るとタキシードを着た老人が立っている。ニコニコとして、しかしどこか寂しげな顔で僕を見つめている。不思議と恐怖を感じなかった。……
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朗読:宮谷達也
  
演劇組織KIMYO