公募作品Voicy Novels
名作Voicy Novels
翻訳作品
English Translation
中文翻译
Bản dịch
tiếng Việt
朗読者紹介
検索
Copyright ©2022 All rights reserved
名古屋市文化振興事業団
キーワード : 懐かしい
マザーズ テイスト
作者:
波流人
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
親子
/
切ない
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
古本屋で買った少し年季の入った料理本に一枚の写真がはさまれていた。今ではなかなかお目にかかれないセピア色の情景。昭和30年代頃の端午の節句の記念写真だろうか。兄妹らしき二人が正座をして写っている。……
〈続きを読む〉
朗読:
黒河内彩
(
劇団シアター・ウィークエンド
)
木蓮の思い出
作者:
長石直子
ジャンル:
その他
キーワード:
懐かしい
/
諦め
/
ぼやき
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
今から十数年前、勤めている会社が創立三十周年を迎えた。どういうわけか、私は記念行事式典の実行委員になってしまった。ちなみに、私はじゃんけんが弱い。名誉なことだが、少々面倒である。 しかし、やり始めたら、……
〈続きを読む〉
朗読:
三日市弓子
(
フリー
)
スタートライン
作者:
岡まほり
ジャンル:
青春
キーワード:
スポーツ
/
悔しい
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
母と妹が走る姿をとらえて、沿道から声援を送る。名古屋ウィメンズマラソンの序盤は、地下鉄桜通線に沿ったコースを走る。ゼッケンナンバーのアルファベット毎にグループを作って一斉にスタートするので、……
〈続きを読む〉
朗読:
五紀結女
(
星の女子さん
)
その名はマトリョーシカ
作者:
長生直子
ジャンル:
恋愛
キーワード:
切ない
/
懐かしい
/
諦め
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
あれは昭和の終わりの出来事だった。 まだ、ドイツは東と西に分かれていたし、ロシアはソビエト連邦という国の一部であった。 私はある会社に勤めていた。経理課で事務仕事をしていて、……
〈続きを読む〉
朗読:
下出祐子
(
劇団うりんこ
)
最高のキャストたち
作者:
T田
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
切ない
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
気がつくと僕は古ぼけた劇場にいた。 「いらっしゃいませ。」 振り返るとタキシードを着た老人が立っている。ニコニコとして、しかしどこか寂しげな顔で僕を見つめている。不思議と恐怖を感じなかった。……
〈続きを読む〉
朗読:
宮谷達也
(
演劇組織KIMYO
)
定食屋の大将
作者:
居美次
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
仕事
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
昔、私が伏見のOLだったころの話。休日に納屋橋あたりをぶらついていると、古さびた雑居ビルに見慣れない定食屋があるのを見つけた。看板には、安っぽい筆字で「笑華亭」と書かれている。……
〈続きを読む〉
朗読:
橘朱里
(
優しい劇団
)
びわ
作者:
いちかみほづゑ
ジャンル:
その他
キーワード:
親子
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
なんだってきょうは、こんなに混んでいるのだろう。 ホームは人でいっぱいだ。 アイドルの名前入りの、大きな団扇を持った女の子たち。 青い野球帽にバット型のメガホンを首にぶら下げた家族連れ。……
〈続きを読む〉
朗読:
千賀利緒
(
優しい劇団
)
蓮とカエル
作者:
稲穂 夕佳
ジャンル:
青春
キーワード:
学園
/
日常
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
またとばっちりだ。いや、半分は自分の意思だけれど、人を放っておけないのは性分で自分でもコントロールできないことだから、やっぱりとばっちりだ。 ガムが合唱コンクールの練習を抜け出した。……
〈続きを読む〉
朗読:
尾崎優人
(
優しい劇団
)
星ヶ丘の清ちゃん
作者:
ペンタウロス
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
日常
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
星ヶ丘のおばちゃんというのはわたしの祖母の妹のことで、星ヶ丘に住んでいるからそう呼んでいたのだった。本名は「清子」という。苗字は聞いたことがあるかもしれないが覚えていない。……
〈続きを読む〉
朗読:
夏目みほ
(
総合劇集団 俳優館
)
心骨に刻す
作者:
参周豪太郎
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
人間関係
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
今年も年賀状を書く季節がやってきた。古いアドレス帳を見ながら女房が言う。「この松本市の杉原さんって方どなたなの?今まで一度も会ったこともなければ、年賀状や手紙が届いたことなどないし、……
〈続きを読む〉
朗読:
大嶽隆司
(
フリー
)
報われた日々
作者:
堀井美緒
ジャンル:
その他
キーワード:
教育
/
嬉しい
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
昨日までの雨が上がって空は青く澄んでいる。洗濯物を干しながら5階のベランダから下を覗くと、中庭の公園で遊んでいる子供達の姿が見えた。数か月前保育士を定年退職した私にとって、……
〈続きを読む〉
朗読:
柴田早苗
(
フリー
)
よい便り
作者:
那西崇那
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
人間関係
/
親子
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
夢の続きはどうしたら見られるのだろう。 パタン、と本を落とした音でまどろみから覚める。 断続的な震動が続く平日昼間の電車内。湿気に曇った窓の向こうで、7月の雨に晒された田園風景が流れている。……
〈続きを読む〉
朗読:
加藤K子
(
ほんわかシアター
)
うつろい
作者:
髙橋タカシ
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
親子
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「銀時計に人を集めるにはどうしたらいいと思う?」 僕がそんな突拍子もない質問を捻り出したのは、気まずい空気をなんとかしたかったからだ。「あっちは広場じゃないから人が集まらないんじゃないか?」……
〈続きを読む〉
朗読:
中尾達也
(
オイスターズ
)
ぼくの好きなおじさん
作者:
高々光太
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
楽しい
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
誰もいない厨房で石黒さんは包丁を研いでいた。腰をくの字にし、屈み込むようにして砥石に包丁を滑らせる。リズムよくシュシュと音が鳴る。時々包丁を目の前に持ってきて刃の付き具合を確認する。……
〈続きを読む〉
朗読:
ながたひとし
(
さんさん劇場
)
懐古の情
作者:
仲川浩
ジャンル:
恋愛
キーワード:
人間関係
/
医療
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
私の女房は名古屋出身である。出会ってからすでに四半世紀を優に超えた。知り合ったきっかけは、私が勤めていた名古屋の接骨院に彼女が患者として来院したことである。その時彼女は23歳という若さで、……
〈続きを読む〉
朗読:
多田木亮佑
(
しょうねんボーイズ
)
花火、迎え火
作者:
高々光太
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
親子
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
一九八九年。市営住宅の夏はやはり暑い。 僕の家はA棟からR棟まである市営大幸住宅のG棟にあった。四畳半と六畳の二間に、台所、便所、風呂だけの家。和式便所で、風呂にシャワーは付いていなかった。……
〈続きを読む〉
朗読:
夏目みほ
(
総合劇集団 俳優館
)
サボテントゲのピアス
作者:
花守倫果
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
切ない
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
カラン なんの音だろうと思った。 職業柄、耳はいいほうだ。コンサート終わりにひっそりと慎ましやかに一人居酒屋で乾杯をしていた私は、聞きなれない音を耳にして首を傾げた。……
〈続きを読む〉
朗読:
高橋幸誠
(
フリー
)
お寺と和っさま
作者:
おてんばムスメ
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
切ない
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
昔は大きな仏壇があったようだ。 紫檀の美しい立派な観音開きの仏壇。 仏壇仕舞いをしたそうで、いつの間にかそれはなくなっていた。 あまり信仰心が深いわけでもないので、そんなに影響はなかった。……
〈続きを読む〉
朗読:
鈴木幾子
(
STRINGS
)
大須ラビリンス
作者:
江藤直樹
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
人間関係
/
日常
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
その店は大須赤門通りの商店街から奥に入った狭い路地裏にあった。建物に人一人ぐらい通れる階段があり、階段を昇った突き当たりに怪し気な店が構えていた。 あの日、僕は錦で取引先の重役の接待があった。……
〈続きを読む〉
朗読:
関戸哲也
(
空宙空地
)
この味、まことや
作者:
シェル
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
親子
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「いらっしゃいませーーーーーーーーーーーー」 どこまでも伸びゆく、威勢の良い二代目男性店主の声。 その声すらもここ、味噌煮込うどん屋の、味であると気づいたのはいつからだったか。……
〈続きを読む〉
朗読:
西本智至
(
劇団サラダ
)
1 / 3
1
2
3
»