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小説の種類:
熱田神宮
 負けるはずのない形勢だった。俺は、『俺がいつも勝っているやつ』に敗れてしまった。小学校5年生の時に、俺は熱田神宮で開催される将棋大会に出場した。予選とトーナメントを勝ち抜き、壇上で決勝戦を対局した。……
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ジャンル:青春
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小説の種類:
コアラ
 一週間前、東京の大学の同期の國村からメールがあった。 「今度、名古屋に行くから会わないか」と。意外だった。國村はなんとなく一緒にいた仲間のひとりで、どちらかといえば、僕はあいつが苦手だった。……
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ジャンル:ファンタジー
キーワード:
小説の種類:
黒板
 もうすこし肩の力を抜いて生きねばとは常に思う。しかしそれは言うは易しでなかなか実際には難しい。だから私はもっとF先生に学ぼうと思う。 クラスのお調子者がその宿命にかられ、掃除の時間にほうきを抱えて「盗んだバイクで事故に遭う」……
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朗読:宮腰裕貴
  
劇団うりんこ
ジャンル:ファンタジー
キーワード: /
小説の種類:
大須の招き猫
 俺、榎本太一郎、25歳。真面目にやっているのに、上司やお得意先に怒鳴られ、同僚からも馬鹿にされているトホホな会社員だ。毎日毎日、会社に行くのが億劫で、仕事が終わると心底ホッとする。……
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朗読:山内周祐
  
劇団うりんこ
ジャンル:ファンタジー
キーワード: / /
小説の種類:
時計
 ある日突然、「君は楽だよな。一時間に少しだけ動けばいい」と、タックが言った。チックは驚いて言い返す。 「何だよ、いきなり。目の覚めたような事を言って」 「気付いたんだよ、今になってさ」……
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朗読:永井聖子
  
人形劇団むすび座
ジャンル:青春
キーワード: /
小説の種類:
カレーライス
 終電が無くなると繁華街も静かなものだ。看板や照明もほとんど消えて薄暗くなった駅前の通りには怪しげな人影が疎らに見えるだけだった。それと、ベンチに座って読書するホームレスらしき男がひとり。……
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朗読:吉田篤司
  
人形劇団むすび座
ジャンル:ファンタジー
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小説の種類:
大きな樹
昭和17年4月、岡本忠雄は父親に付き添われて興文国民学校に入学した。入学式が終わって校門を出るとき、校門の近くに高さ8メートルぐらいの木が生えているのに気がついた。「父さん、大きな木やね」「楠だよ。樹齢百年や」……
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朗読:ティナ棚橋
  
劇団サラダ
飛行機雲
「行きたくないなぁ。」公園のベンチに座って、ついそんな独り言を言ってしまう。6年生になって、教室はいっそう息苦しさを増した。それもこれも担任のタナセンのせいだ。タナセンはドリル至上主義で、国語の時間はいつも最後に漢字ドリルのテストをやるし、算数の時間は計算ドリルだ。……
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ジャンル:青春
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小説の種類:
神社の鳥居
キンと冷えた朝の空気は、まるで研ぎ澄まされたナイフのように鋭く、私のむき出しの肌を容赦なく突き刺した。自宅マンションから徒歩五分の距離だから多少寒くても大丈夫なんて思っていたが、十二月の朝の冷え込みを甘くみていた。……
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朗読:尾藤涼和
  
劇団劇座
ジャンル:ファンタジー
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小説の種類:
コンビニ
気がつくと、外がぼんやりと明るい。朝が、やってきてしまったのだ。もう出勤まで数時間しかないというのに、ほとんど眠ることができなかった。睡眠不足に加えて、今日という日が始まりつつある絶望感に、全身から血の気が引いていく。……
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小説の種類:
柳橋中央卸売市場
十二月三十日。午前六時。名古屋駅から徒歩十分の柳橋中央卸売市場、マルナカショッピングセンターの中は、殺気をはらんだ喧騒に満ちていた。まだ陽も昇らぬ時間だというのに、ショッピングセンターの通路は買い物客で溢れかえっていた。……
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朗読:末吉康治
  
劇団劇座
作者:
ジャンル:その他
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小説の種類:
水の宇宙船
今日も僕はここに座っている。ここは宇宙船、僕の好きな場所だ。宇宙船の端っこに腰掛け、流れる水の音を感じながら空の星たちを見上げパソコンの画面を開く。夜空に浮かぶ星は綺麗に見える。星は夜にしか見えない。……
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