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名古屋市文化振興事業団
検索ワード : た行
どんぐりと山猫
作者:
宮沢 賢治
ジャンル:
童話
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
おかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。 かねた一郎さま 九月十九日 あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。あした、めんどなさいばんしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。山ねこ 拝 ……
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演出:
関戸哲也
(
空宙空地
)
朗読:
栗本彩
(
劇団うりんこ
)
二瓶翔輔
(
フリー
)
手袋を買いに
作者:
新美南吉
ジャンル:
童話
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
寒い冬が北方から、狐の親子の棲んでいる森へもやって来ました。或朝洞穴から子供の狐が出ようとしましたが、「あっ」と叫んで眼を抑えながら母さん狐のところへころげて来ました。「母ちゃん、眼に何か刺さった、ぬいて頂戴早く早く」母さん狐がびっくりして、あわてふためきながら、眼を抑えている子供の手を恐る恐るとりのけて見ましたが、何も刺さってはいませんでした。母さん狐は洞穴の入口から外へ出て始めてわけが解りました。昨夜のうちに、真白な雪がどっさり降ったのです。……
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演出:
刈馬カオス
(
刈馬演劇設計社
)
朗読:
あさぎりまとい
(
フリー
)
古部未悠
(
フリー
)
多摩川
作者:
林芙美子
ジャンル:
歴史・時代
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
むしむしした午後である。津田が呆んやり窓の外を眺めてゐると、女給仕が津田を呼びに來た。オフイスへ戻つて卓上の電話へ耳をあてると、 「津田さん? 津田さんでいらつしやいますか?」「私、くみ子です……御無沙汰してをります。今日、東京へ出て參りましたの……」 初めは誰かと耳をそばだててゐた津田の瞼に、かつてのくみ子の顏が大きく浮んで來た。……
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演出:
平塚直隆
(
オイスターズ
)
朗読:
名古屋山三郎
(
ナゴヤ座
)
矢方美紀
(
ワンダースペース
)
でたらめ経
作者:
宇野浩二
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
むかし、あるところに、それはそれは、正直なおばあさんが、住んでいました。けれども、このおばあさんは、子も無ければ、孫も無いので、ほんとうの一人ぼっちでした。その上、おばあさんの住んでいた所は、寂しい野原の一軒家で、となりの村へ行くのには、高い山の峠を、越さねばなりませんでしたし、また、別のとなり村へ行くには、大きな川を、渡らねばなりませんでした。……
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演出:
岡田一彦
(
劇団劇座
)
朗読:
黒河内彩
(
劇団シアター・ウィークエンド
)
光本基江
(
STRINGS
)
注文の多い料理店
作者:
宮沢 賢治
ジャンル:
ファンタジー
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
二人の若い紳士が、すっかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、白熊のような犬を二疋(にひき)つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云いながら、あるいておりました。……
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演出:
八代将弥
(
16号室
)
朗読:
末吉康治
(
劇団劇座
)
ティナ棚橋
(
劇団サラダ
)
杜子春
作者:
芥川龍之介
ジャンル:
歴史・時代
キーワード:
名作
小説の種類:
名作ノベルズ
春の日暮です。 唐の都洛陽(らくよう)の西の門の下に、ぼんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました。 若者は名は杜子春(とししゅん)といって、金持の息子でしたが、……
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演出:
やとみまたはち
(
劇団アルクシアター
)
朗読:
長谷川聖
(
フリー
)
安田萌
(
武豊町民劇団TAKE TO YOU
)
ちょっといい日
作者:
マンゴープリン
ジャンル:
その他
キーワード:
日常
/
嬉しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
今日の天気は雨。春はもうそこなのに桜は焦れったく、まだ咲く気配はない。天気予報で、傘を忘れないように教えられて、やっとあの新しい傘をさせる日が来たと心の中でガッツポーズ。多分この時から、……
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朗読:
水野詩織
(
フリー
)
徹さん
作者:
深山秀一
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
仕事
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
人はなぜ働くのか。日々、会社の呑みの場や喫煙所で問いかけている。疲れからか瞳にほぼ生気が宿っていない同期曰く、食べていくため。活力全開といった様子で、爽やかに仕事をこなす優等生タイプの部下曰く、……
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朗読:
西尾武
(
猛烈キネマレコード
)
父がにやり
作者:
神田 昭彦
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
日常
/
介護
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
この秋九十四歳になった父。数年前に散歩の途中で転倒し、徐々に始まった認知症。やがて頭の中から昼夜の区別が消え、曜日が消えた。大好きだった本も「意味が分からん」と読まなくなり、うんちを時々廊下にこぼすようになった。……
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朗読:
大谷勇次
(
劇団うりんこ
)
DX茶室
作者:
dzuka
ジャンル:
SF
キーワード:
楽しい
/
面白い
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
ついに、203X年11月某日の今日。東山荘に誕生した最新式の茶室がお披露目される。奇しくも、そのお披露目茶会の千分の一の抽選に当たったので、心躍らせてやってきたのである。その名も……
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朗読:
ひろ~み
(
劇団うりんこ
)
定食屋の大将
作者:
居美次
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
仕事
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
昔、私が伏見のOLだったころの話。休日に納屋橋あたりをぶらついていると、古さびた雑居ビルに見慣れない定食屋があるのを見つけた。看板には、安っぽい筆字で「笑華亭」と書かれている。……
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朗読:
橘朱里
(
優しい劇団
)
旅立つたんぽぽ
作者:
青行燈
ジャンル:
青春
キーワード:
人間関係
/
切ない
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
うららかな陽気が、直射日光に変わる季節。春の終わりを告げる風は、たんぽぽの綿毛を揺らしました。じきに、綿毛たちが一斉に飛び立つ時間です。待ちわびた瞬間に、誰もが高ぶりました。ただひとりを除いて。……
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朗読:
角真里奈
(
劇団アルクシアター
)
ドライアイスが溶けてゆく
作者:
細川結衣
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
人間関係
/
哀しい
/
悔しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
中学生活も残すところあと3ヶ月とすこしになった12月の末のことだった。うっすらと線香の香りが漂う祖母の家の和室で、わたしは母に促されて座布団に座った。目の前には、……
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朗読:
なかむらさりあ
(
総合劇集団 俳優館
)
大好きなこの場所で
作者:
みなお
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「あ」 桜の名所、鶴舞公園。 つい声がもれたのは、線路下をくぐって飛び込んでくる満開の桜に歓声を上げたのではなく、去年の事を思い出したからだ。 去年の今ごろも桜は綺麗に咲いていた。……
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朗読:
マツガサキアサミ
(
パンジャーボンバーズ
)
図書館のある公園の富士山
作者:
楠樹暖
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
月曜日の昼下がり、東京の兄と一緒に住んでいる母のケータイから電話があった。「いま名古屋に来とるでねぇ」 急な連絡でビックリした。 「家まで来たけど無くなっとるでかんわ。何もかんもあらせん。……
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朗読:
益川京子
(
フリー
)
ツマグロの変身
作者:
有沙もなみ
ジャンル:
童話
キーワード:
家族
/
日常
/
楽しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
春休みのぼくのお手伝いは庭の水やり。ママの大事にしているパンジーやビオラは特に念入りにやる。「あれ、葉っぱが虫に喰われて穴だらけだ」ぼくは鉢を持ち上げて、あちこちから眺めた。「うわっ!毛虫!」……
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朗読:
桑原博之
(
パペットシアターゆめみトランク
)
誕生日はふたりで冷えたシャンパンを
作者:
山本桃州
ジャンル:
恋愛
キーワード:
人間関係
/
切ない
/
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
熱田神宮の、奥のお社が、とにかくすごい。と、同僚から噂を聞き、わたしは早速翌朝、電車を乗り継いで、その場所へと向かった。 わたしは今、名古屋市内で会社員として働いていて、ある日、……
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朗読:
井尻あかり
(
パンジャーボンバーズ
)
Do to need you
作者:
瀬名祥太郎
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
人間関係
/
家族
/
切ない
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「今日、いいもの作ったよ」 妻が『はにかむ』というよりは、『にやにや』した表情でつぶやく。ここで言う『つぶやく』とは、あえて小声で話して興味を引こうとしているだけであって、本当の独り言ではない。……
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朗読:
岩田浩明
(
劇団シアター・ウィークエンド
)
垂れネームをつけるまで
作者:
片山惠未
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
スポーツ
/
音楽
/
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
垂れネームを忘れた。まずい。剣道部に入ってから今まで一度も忘れ物をしたことがなかったのに、最後の最後、大事な大会の日に忘れるなんて……。よりによって、替えがきかないやつを。……
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朗読:
宮田頌子
(
オレンヂスタ
)
トゥルーマン
作者:
瀬名祥太郎
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
人間関係
/
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
「あなたは、トゥルーマンだから」 ベリーショートの妻が悲しげな目で僕を見つめながら呟いた。 1998年、11月。名古屋駅近くの今はなきゴールド劇場にて、監督ピーター・ウィアー、……
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朗読:
かとう雅敏
(
劇団劇座
)
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