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カテゴリー : 青春

クリスタル広場
 栄地下のど真ん中にあるクリスタル広場。わたしは30年前、よくここを東から西へ往来した。バレエを習うためだ。中日ビルの脇の格安の駐車場に車を停めて、地下街の東の端から西の端へ行くためにここを通過するのだ。……
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朗読:はまだきよ
  
劇団うりんこ
ジャンル:青春
キーワード:
小説の種類:
たこ焼き
 なぜと思うことが世の中にはたくさん存在している。それを、紐解くことは出来はしない。私は神様でもなければ頭の良い学者様でもないのだから。 大須の銀だこでたこ焼きを頬張りながら赤坂は問う。……
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朗読:鷲見裕美
  
劇団うりんこ
ジャンル:青春
キーワード: / /
小説の種類:
卒業証書
 モヤモヤとした十八歳の春だった。卒業式の翌日だ。 愛知の日比谷高校と言われる超進学校に合格した入学式の日から、あっという間の三年だった。 初めて教室に入ったとき、机の上に「三里塚闘争を支援しよう」というわら半紙のビラが置いてあった。……
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朗読:しなこ
  
劇団サラダ
ジャンル:青春
キーワード: /
小説の種類:
コアラ
 一週間前、東京の大学の同期の國村からメールがあった。 「今度、名古屋に行くから会わないか」と。意外だった。國村はなんとなく一緒にいた仲間のひとりで、どちらかといえば、僕はあいつが苦手だった。……
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ジャンル:青春
キーワード: /
小説の種類:
カレーライス
 終電が無くなると繁華街も静かなものだ。看板や照明もほとんど消えて薄暗くなった駅前の通りには怪しげな人影が疎らに見えるだけだった。それと、ベンチに座って読書するホームレスらしき男がひとり。……
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朗読:吉田篤司
  
人形劇団むすび座
ジャンル:青春
キーワード: /
小説の種類:
神社の鳥居
キンと冷えた朝の空気は、まるで研ぎ澄まされたナイフのように鋭く、私のむき出しの肌を容赦なく突き刺した。自宅マンションから徒歩五分の距離だから多少寒くても大丈夫なんて思っていたが、十二月の朝の冷え込みを甘くみていた。……
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朗読:尾藤涼和
  
劇団劇座
ジャンル:青春
キーワード: /
小説の種類:
舞台照明
舞台上手袖は、奇妙な緊張感に包まれていた。上手袖だけではない。客席を含めた劇場全体が、緊張感に包まれていた。待機しているキャスト、スタッフもみな神妙な面持ちをしている。本番開始五分前なのは勿論おおきな理由としてあるだろう。……
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ジャンル:青春
キーワード: /
小説の種類:
自転車と青空
初めての北海道はひろかった。自転車のペダルをこいでも、こいでも、行きたい場所へはなかなか着かない。だけど、いつかは行きたい場所へたどり着く。 三日目の朝、僕はアリスファームという牧場の売店にいた。……
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朗読:藤本伸江
  
劇団うりんこ