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名古屋市文化振興事業団
運の良い!
作者:
四葉
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
仕事
/
介護
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
介護の仕事は大変です。夜勤明けのある朝のことでした。勤務終了前の巡回時、ある入所者さんの居室から芳しい匂いがします。 床には大きな排泄物が転がっていました。 さぁ、これを掃除して消毒すれば勤務終了、そう思った瞬間です。……
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朗読:
八幡美佳
(
人形劇団むすび座
)
大須おさんぽ道
作者:
川上一翁
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
嬉しい
/
懐かしい
/
虚しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
地下鉄栄駅のホームに降りたとき、スマホが震えた。シンゴからだ。端に寄り、着信ボタンを押す。 「急に彼女とデートに行くことになってさ。今日の予定はナシってことで」 どういうことかと問いかけたが、通信状況が悪いのか要領を得ない。……
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朗読:
カズ祥
(
劇団あおきりみかん
)
訛り
作者:
鹿目由紀(劇作家・演出家)
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
名古屋の人だ。 今の電話のアクセント。この隣の人、名古屋の人だ。語尾に「だって」って付けた。 「明日わたし試験なんだって」 そう言った。名古屋の人だ。いや、だけどもしかしたら他にもああいう語尾の地域があるかもしれない。……
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朗読:
岡崎愛里
(
劇団うりんこ
)
名刺とわらびもち
作者:
はる
ジャンル:
ホラー
キーワード:
日常
/
仕事
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
新しい就職先が決まった。その会社は名古屋の実家から通えるところで、仲田美咲は荷物と共に帰ってきていた。 窓のそばの街路樹では、セミが身をよじるようにして鳴いている。地下鉄の駅まで徒歩十分の住宅街。……
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朗読:
谷口真規
(
総合劇集団 俳優館
)
ベトナムの少女たち
作者:
うえみな
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
切ない
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
ハノイ・ノイバイ国際空港。ベトナムでの仕事を終え、私は名古屋へ帰国する。 搭乗手続きを待つ、私の前後には、お揃いのポロシャツを着た若者たちが、いくつかのグループに分かれ並んでいた。……
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朗読:
栗木己義
(
劇団ジャブジャブサーキット
)
デキモノ
作者:
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
日常
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
朝、目覚めて鏡を見ると、右目のまぶたに大きなデキモノができていた。 化粧で隠せるものでもなく、仕事を休むわけにもいかず、憂鬱な週の始まりだった。自宅を出る前に夫と会話をしたのは、5回・・・・いや、4回だったか。……
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朗読:
堀優子
(
劇団劇座
)
枯れたキュウリ
作者:
小橋口ひろし
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
日常
/
諦め
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
松本茂雄は、深夜に短編小説の着想がわき、小玉電球をつけて、枕元のメモ用紙に書きつけた。隣で寝ている老妻の美菜子が、小玉をつける音に気づかずに寝息を立てている。 朝飯を食べるとすぐに原稿用紙を取りだして執筆し始めた。……
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朗読:
小澤寛
(
office KAN
)
平吉の文政十年日記
作者:
島津唯衣
ジャンル:
歴史・時代
キーワード:
家族
/
親子
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
文政十年 一月晦日 あす父さんとらくだを見に行く。 とても楽しみだ! 去年、らくだが大須の見世物小屋に来たとき、うちの寺子屋じゃ呉服屋の国松だけが見に行っていて、自慢されまくったやつだ。……
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朗読:
道家一子
(
演劇人冒険舎
)
名も知らぬアフリカゾウのきみ
作者:
弾 射音
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
哀しい
/
切ない
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
東京から二十年ぶりに名古屋へ帰ってきたとき、真っ先にすべきは東山動物園にきみを訪ね、きちんと挨拶することだったのだ。 二十年前、僕は妻ともに名古屋の賃貸マンションに住んでおり、夫婦仲はよくなかった。……
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朗読:
高橋ケンヂ
(
劇団ジャブジャブサーキット
)
手紙
作者:
夏八木瑠一
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
医療
/
家族
/
親子
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
職場とウィークリーマンションの往復生活が始まって何週間が過ぎただろうか── 疲れすぎてお風呂に入るのも億劫だ。 アルコール消毒をし過ぎた手は所々が赤くなっている。 「あ、電話しなきゃ──」……
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朗読:
川辺早紀子
(
劇団シアター・ウィークエンド
)
花の誘い
作者:
夏目みほ
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
日常
/
懐かしい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
人が亡くなったら、棺桶いっぱいに花を入れて。 それから一晩経ったら、最後のお別れをします。 あなたとの思い出はたくさんあります。ですが、あなたとの最後の記憶は、花のいい匂いがいっぱいに広がった、……
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朗読:
竹内晶子
(
フリー
)
約束の日のキセキ
作者:
幸加
ジャンル:
ヒューマンドラマ
キーワード:
家族
/
親子
/
恋しい
小説の種類:
ヴォイシーノベルズ
父親には一生会うことはないと思っていた。別れて以来、養育費も無し連絡も無し靴下一つ送るで無し。どうやら今はハゲてるらしいよハハハ。疎遠になっている父親を母娘でくさして楽しんだ。本当は会ってみたかったのだと思う。私の半分を作った人に。……
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朗読:
竹内晶子
(
フリー
)