Voicy
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ジャンル:ファンタジー
キーワード: / /
小説の種類:
田んぼの中にある鳥居
私は今、死ぬために、まっすぐな田んぼ道を歩いてる。この先には線路があり、そこを目指していた。清々しい晴天が恨めしかった。 昔から要領が悪かった。何もかも上手くいった記憶はなく、周りとの差を感じ、常に劣等感を抱いていた。……
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朗読:成田けい
  
フリー
包丁を使う手元
 誰もいない厨房で石黒さんは包丁を研いでいた。腰をくの字にし、屈み込むようにして砥石に包丁を滑らせる。リズムよくシュシュと音が鳴る。時々包丁を目の前に持ってきて刃の付き具合を確認する。……
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朗読:ながたひとし
  
さんさん劇場
青空と名古屋城
「名古屋って特に何もないしなぁ」 まただ。 俺は何度も聞いたセリフに辟易した。大体予想はしていたものの、こう何度も続くと名古屋に来たのは間違いだったのではないかという気さえしてくるってもんだ。……
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朗読:福田勝明
  
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パソコンとお菓子とマグカップ
 若さは無敵だ。 そんな当たり前の現実に直面し、40代半ばの私は、パソコンを前に、一人で勝手に打ちひしがれている。ふと、手元に視線を落とすと、マウスを動かす手の青い血管が目立つようになった気もするし、……
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朗読:みなみ津姉
  
つねプロデュース
富士山の形の滑り台
 月曜日の昼下がり、東京の兄と一緒に住んでいる母のケータイから電話があった。「いま名古屋に来とるでねぇ」 急な連絡でビックリした。 「家まで来たけど無くなっとるでかんわ。何もかんもあらせん。……
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朗読:益川京子
  
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ジャンル:ファンタジー
キーワード: /
小説の種類:
ハートを射抜く矢
春は恋の季節だから、キューピットにとって一年で一番忙しい。それにもかかわらず、エリートのXは女に見とれてビルに激突して、あげくに入院してしまった。「あいつは何をやってるんだ! 二時に矢場町のホテルで仕事があるのに」……
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朗読:高場哲也
  
劇団うりんこ
ジャンル:ファンタジー
キーワード:
小説の種類:
テレビ塔を見上げる
 水筒から元カレが出てきた。 本当のことだけど、信じられない。 ついさっき、部屋の大掃除を始めたら、クローゼットの奥からなぜか水筒が出てきて、これって新品かな?と思って蓋を開けた。そうしたら、なんと、……
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朗読:村井美奈
  
劇団うりんこ